保育室だより

年長児とミッキーの絆

 秋口に、ミッキーの調子が悪いと聞いて、子ども達とミッキーが

元気なうちに、たくさん遊びに行こう、と毎日のように、お寺に行

き、一緒にお散歩をしたり、触れ合ったりしてきました。

毎日、関わっていく中で、動物が苦手と言っていた子も少しずつ関

われるようになったり、そんな子どもの気持ちが、ミッキーにもわ

かるのか、子ども達のぎこちない触り方にも、黙って触らせてくれ

ていて、ミッキーの優しさが子ども達にも伝わっていました。

ミッキーの腫瘍が少しずつ大きくなり始め、足のむくみがひどく、

痛そうに歩く姿を見たり、食欲がなくなり痩せて、触るとすぐに骨

に触れることに驚いたり、呼吸が苦しそうで、子ども達がいても伏

せて動かなかったり。そんな、姿を日々見ていく中で、子ども達の

心の中にも、もうすぐミッキーに会えなくなる、、、と言う思いが

芽生えていました。

ミッキーが亡くなった知らせを受け、子ども達に伝えると、「え?

死んだの?」と驚きはしたものの、実際にその姿を見ていないので、

実感はない様子でしたが、そのうち、「ミッキーにお手紙を書こう」

と声があがりマーカーで、ミッキーの顔を描いたり、ミッキー、病

気で苦しかったけど、天国で元気でね、書く子がいたりしました。

みんなで、お花とお手紙を持ってお寺に行き、横たわって花に囲ま

れているミッキーを見て、しばらく呆然としていた子ども達ですが、

そのうち、すすり泣く声が聞こえてきて、ほとんどの子がミッキー

を囲んで泣いていました。

ミッキー、今までありがとう、、、とお別れをして、保育所に戻っ

ても、まだ泣いていました。

「死んだら、もう会えなくなるんだよ。私の周りの人、みんな死ん

じゃう」と最近、親戚の方が、亡くなった子が泣きながらお話しし

てくれたり、中には泣かない子もいたので、聞いてみると、「悲し

いけど、ミッキーの顔を見てたら笑ってたの。だから、私も泣かな

いで、ミッキーを見ていたの。」と言う子がいたり、、、。

死の受け止め方は、様々ですが、確実に一人一人の心の中に、ミッ

キーと触れ合い、そして出会いと別れの経験は、大きな出来事とし

て、いつまでも心に残ることでしょう。

このような、経験をさせて頂いたのは、子どもだけではなく、保育

士としての私にとってもとても大きな経験となりました。

ミッキーありがとう!!みんな、ミッキーが大好きだよ!!

                年長児担任より

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